良い口コミほど返信が難しい
宿や宿泊施設で良い口コミをもらうのは、もちろん嬉しいことです。
でも、いざ返信しようとすると、意外と書くことがありません。
「ありがとうございます」
「またのお越しをお待ちしております」
「嬉しいお言葉をありがとうございます」
気づけば、毎回ほとんど同じ返信になってしまいます。
悪い口コミほど緊張はしない。
それでも、良い口コミへの返信も、これから宿を探す人に読まれます。
一覧をスクロールしたときに、どの人にも同じテンプレ文を返しているように見えるのは、どこかもったいない気がするものです。
だからこそ、ただのお礼で終わらせるのではなく、口コミに書かれた内容を少し拾って返すことが大切です。
この記事では、宿・宿泊施設でよくある良い口コミへの返信例文と、毎回同じ定型文に見えないための考え方を整理します。
良い口コミへの返信で大切なこと
1. 口コミのどこが嬉しかったかを拾う
良い口コミへの返信では、まず「何に対して嬉しかったのか」を具体的にします。
たとえば、
- 部屋がきれいだった
- スタッフが親切だった
- 静かに過ごせた
- 朝食がおいしかった
- 地域らしさを感じられた
- また泊まりたいと言ってもらえた
このような言葉を拾うだけで、返信は定型文に見えにくくなります。
2. 宿として大事にしていることに少し触れる
良い口コミには、宿の魅力がそのまま書かれていることがあります。
「静かに過ごせた」なら、落ち着いた環境。
「スタッフが親切だった」なら、距離感のある接客。
「地域らしさを感じた」なら、大きなホテルとは違う滞在。
宿側として大切にしていることに少し触れると、返信に温度が出ます。
3. 必要以上に大げさにしない
良い口コミだからといって、毎回大げさに喜びすぎると不自然です。
「大変光栄でございます」
「スタッフ一同、感激しております」
「この上ないお褒めのお言葉」
こうした表現は悪くありませんが、小規模宿では少し硬く見えることがあります。
自然に嬉しさを伝えるくらいで十分です。
良い口コミ返信でやってはいけないこと
良い口コミへの返信は前向きな内容なので、大きな失敗には見えにくいです。
ただ、積み重なると機械的な印象になる書き方があります。
- 毎回同じ定型文で返す
- 口コミ本文に触れずにお礼だけで終わる
- 褒められた内容を大げさに言い換えすぎる
- 施設側の宣伝を入れすぎる
- 「また来てください」だけで終わる
- 返信が長すぎる
良い口コミへの返信は、短くても問題ありません。
ただし、どの口コミにも同じ文を返しているように見えると、少しもったいないです。
宿泊施設でよくある良い口コミへの返信例文
部屋がきれいだったと言われた場合
口コミ例
お部屋がきれいで、ゆっくり過ごせました。水まわりも清潔で、安心して利用できました。
宿側として言いたいこと
- 清潔に感じてもらえてよかった
- ゆっくり過ごしてもらえたのが嬉しい
- 清掃はこれからも丁寧にしたい
返信例文
お部屋でゆっくりお過ごしいただけたようで嬉しいです。水まわりも含めて清潔に感じていただけたとのこと、安心いたしました。今後も気持ちよくお使いいただけるよう、丁寧な清掃を心がけてまいります。
ポイント
「きれいでした」への返信では、ただ「ありがとうございます」と返すより、どこを清潔に感じてもらえたのかを拾うと自然です。
スタッフの対応を褒められた場合
口コミ例
スタッフの方が親切で、チェックイン時も丁寧に案内してくれました。初めての場所でしたが安心して泊まれました。
宿側として言いたいこと
- 安心して泊まってもらえてよかった
- 初めての人にも分かりやすく案内したい
- 親切に感じてもらえたのは嬉しい
返信例文
初めてのご利用でも安心してお過ごしいただけたようで何よりです。チェックイン時のご案内についてもそう感じていただけて嬉しく思います。今後も分かりやすく、無理のないご案内を心がけてまいります。
ポイント
スタッフ対応への良い口コミでは、「スタッフ一同励みになります」だけだと少し定型的です。
「初めてでも安心できた」という具体的な部分を拾うと、返信に自然さが出ます。
静かに過ごせたと言われた場合
口コミ例
周辺が落ち着いていて、夜も静かに過ごせました。観光地のホテルとは違って、ゆっくり休める宿だと思います。
宿側として言いたいこと
- 落ち着いて過ごしてもらえてよかった
- 大きなホテルとは違う良さを感じてもらえたのが嬉しい
- 静かに休みたい人には合うと思う
返信例文
落ち着いた環境でゆっくりお休みいただけたようで嬉しいです。大きなホテルとは違う宿ではありますが、その分、静かに過ごせる時間を感じていただけたなら何よりです。
ポイント
宿の特徴を褒めてもらった場合は、その特徴をそのまま言葉にして返すと、これから読む人にも魅力が伝わります。
食事を褒められた場合
口コミ例
朝食がおいしく、地元の食材も使われていて良かったです。派手ではありませんが、丁寧に作られている感じがしました。
宿側として言いたいこと
- 朝食を楽しんでもらえてよかった
- 地元の食材に気づいてもらえたのが嬉しい
- 心を込めて提供したい
返信例文
朝食を楽しんでいただけたようで嬉しいです。派手な内容ではありませんが、地元の食材やその時々の味を少しでも感じていただけるようご用意しております。そう感じていただけて何よりです。
ポイント
食事の口コミでは、料理名や地元食材など、口コミに出てきた言葉を拾うと返信が具体的になります。
立地や地域の雰囲気を褒められた場合
口コミ例
近くを散歩するだけでも気持ちよく、地域の中に泊まっている感じがありました。観光だけでなく、のんびり過ごすのに良い場所だと思います。
宿側として言いたいこと
- 地域の雰囲気を楽しんでもらえてよかった
- ただ泊まるだけではなく、周辺も感じてもらえたのが嬉しい
- のんびり過ごす人には合うと思う
返信例文
周辺の雰囲気も含めて楽しんでいただけたようで嬉しいです。観光地の中心にある宿とは違いますが、地域の中でのんびり過ごす時間を感じていただけたなら何よりです。
ポイント
小規模宿や田舎の宿では、地域の雰囲気そのものが魅力になることがあります。
その場合は、宿単体ではなく「周辺も含めた滞在」に触れると自然です。
また泊まりたいと言われた場合
口コミ例
とても過ごしやすい宿でした。また近くに行く機会があれば泊まりたいです。
宿側として言いたいこと
- また泊まりたいと言ってもらえて嬉しい
- 過ごしやすいと感じてもらえてよかった
- 次も気持ちよく迎えたい
返信例文
過ごしやすい宿と感じていただけたようで嬉しいです。また近くにお越しの際に思い出していただけるよう、これからも気持ちよくお過ごしいただける宿でありたいと思います。
ポイント
「また泊まりたい」への返信は、ただ「またのお越しをお待ちしております」だけでも間違いではありません。
ただ、少しだけ言葉を足すと、定型文っぽさが減ります。
良い口コミへの返信文の型
良い口コミへの返信は、次の型にすると書きやすくなります。
- 宿泊してもらったことへのお礼
- 口コミで触れられた良い点を拾う
- 宿側として嬉しかった理由を伝える
- 必要なら、宿として大事にしていることに触れる
- また利用してもらえると嬉しい、と自然に締める
例文にすると、こうです。
ご宿泊いただきありがとうございました。
〇〇についてそう感じていただけたようで嬉しく思います。
当館では〇〇を大切にしているため、そのように受け取っていただけたことは何よりです。
また近くにお越しの際は、思い出していただけましたら幸いです。
良い口コミでも、毎回同じ返信にしない
良い口コミは、悪い口コミよりも返信しやすそうに見えます。
でも実際には、同じような返信になりがちです。
「ありがとうございます」
「嬉しいです」
「またのお越しをお待ちしております」
もちろん、これでも失礼ではありません。
ただ、口コミ欄を見た時に、同じような返信が並んでいると少し機械的に見えます。
良い口コミへの返信では、口コミの中からひとつだけ具体的な言葉を拾う。
それだけで、返信はかなり自然になります。
そのままの定型文にする前に、一度整える
良い口コミへの返信では、悪い口コミほど感情的になることは少ないかもしれません。
それでも、毎回同じ返信になったり、少し硬すぎる文になったりすることがあります。
「ペイトー」は、そんなときに使える小さな下書き場です。
実際の口コミと、宿側が返信で言いたいことを入れると、口コミ欄に載せやすい文面に整えます。
きれいごとに寄せすぎず、かといって角が立ちすぎないように。宿側の言いたいことを残しながら、読まれて困らない言葉に直していきます。
返信案は、「掲載用」「人間味あり」「短め」の3つ。
そのまま使っても、少し手直ししても構いません。
感情のまま返してしまう前に。
あるいは、いつもの定型文で済ませてしまう前に。
一度、ペイトーに言いたいことを置いて、返信文を整えてみてください。